東京に旅行したら、夕食も思い出に残る場所でとりたいと考えるのが通常と言えるでしょう。
東京はディナーを楽しめる素敵なレストランが目白押しで、その種類は様々で選ぶのに困るほどです。フレンチからインド料理まで幅広く、立派な庭園を擁する高級レストランや高層ビルの上層階でディナーを楽しめる料亭など枚挙に暇がありません。
東京で印象に残るディナーを楽しめるレストランを紹介しましょう。
新宿の高層ビル群の上層階から都会の夜景を眺める優雅な食事会
新宿にはスカイスクレイパーと呼ばれる高層ビル群がそびえ立っていますが、こうしたビルの上層階でディナーを楽しむのも一興と言えるでしょう。高層ビルの上層階から眺める東京の夜景は、東京旅行の最高の思い出になります。
パークハイアット東京の41階にある「ジランドール」はヨーロッパのカフェをイメージした空間で、日常を忘れさせてくれます。ホテルのレストラン特有のホスピタリティが行き届いたサービスに定評があります。メニューは定期的に変更されますが、旬の新鮮な素材を使った料理をどの季節も楽しむことができます。
小田急ホテルセンチュリーサザンタワーの20階にある「サザンタワーダイニング」も、地上100mからの眺望が全席に確約されたレストランです。特等席として人気の高い中央のテーブル席も少し高めに位置しているため、窓際の席と同様に眺望を楽しめます。
テーブルレイアウトも画一的でなく、2名席やボックス席など多様なアレンジで何人でもリラックスできるよう工夫されており、席のチョイスに戸惑うことがほとんどありません。窓の外に広がる景色だけでなく、キッチンでシェフが料理に取り組む様子もオープンで客から見えるようになっています。
ショーケースの中にある食材の中で気になるものをピックアップして、素材や料理の内容についてキッチンスタッフと会話を交わすこともできます。
提供する料理は、フランス料理をメインとしつつもパスタやピザを含むイタリア料理やパエリアなどのスペイン料理まで、季節の食材を生かして最高のメニューを用意しています。
緑豊かな庭園を見下ろす目白の「椿山荘」
宿泊施設のほか結婚式や祝賀会にも使われる椿山荘は、素敵なレストランがあることでも知られています。特に、夏は蛍が飛び交う庭園が有名で、広々とした庭園を眺めた後で楽しめるディナーに人気があります。庭園は誰でも出入りすることができるので、早めに出かけてディナー前に散策する楽しみもあるのです。
ホテル3階にある「ザ・ビストロ」は、都会のオアシスをコンセプトとしており、欧風の落ち着いた家具調度品に囲まれたカジュアルレストランです。ディナー予約時に電話で依頼しておけば、無料で誕生日や卒業入学などメッセージの入ったお祝いのケーキをサプライズで提供してくれます。
井の頭恩賜公園の脇で高級フランス料理が味わえる「芙蓉亭」
JR中央線と京王井の頭線が利用できる吉祥寺駅の公園口を出ると、公園入り口の脇に芙蓉亭というフレンチレストランがあります。井の頭恩賜公園の緑樹が窓一杯に広がる芙蓉亭は、結婚式披露宴にも使われる格式高い雰囲気のある瀟洒な一軒家です。
門から玄関までの植木鉢が並んだお洒落な小道があるので、来客の目を楽しませてくれるでしょう。グランドピアノが置かれたメインルームのほか、プライベートルームや井の頭公園の見える2階フロアもあり、パーティや親睦会にも使えます。
未就学の幼児は個室利用以外の場合には入店できませんが、大人が落ち着いてディナーを楽しめる環境が整っていると言えるでしょう。窓から見える緑豊かな景色もさることながら、料理の味にも定評があります。酸味のきいた桜風味のソースがかかった帆立貝のテリーヌやオニオンソースの乗ったブルゴーニュ産アルゴア豚肩ロースのロースとポークなどは好評です。
季節によってはアンコウのソテーなど珍しい素材も味わえます。地元のご婦人の来客が多くリラックスした雰囲気ではありますが、あまりカジュアルな服装だと引け目を感じることもあるかもしれません。
世田谷の高級住宅街に近い砧公園内にあるフレンチ料理「ル・ジャルダン」
世田谷区の高級住宅街の脇を走る環状8号線沿いにある砧公園は、区民の憩いの場として知られています。公園内には世田谷美術館もあるのですが、その隣には「ル・ジャルダン」というフランス料理屋があります。広大な公園の中にある「ル・ジャルダン」は、美術館の展示会を訪れたり公園内を散策したりしていた人たちが集うレストランとして愛されてきました。
公園の広い駐車場もあるので、車で訪れても停める場所に困ることはありません。ディナータイムの値段もリーズナブルで、旬の野菜をふんだんに供えたメインディッシュは魚・肉料理どちらも繊細な味わいで公園の景色を眺めながら夕食を楽しむことができます。
銀座で本格派インド料理が食べられる「ナイルレストラン」
銀座の老舗カレー店と言えば1949年創業の「ナイルレストラン」が筆頭に挙げられるでしょう。「ナイルレストラン」は、日本最古のインド料理店と言われています。ナイルと言う店名は、エジプトのナイル川ではなく、創業者の名前が由来ということでした。
店員は全員インド人などの南アジア系と思われる容貌の人ばかりです。売れ筋は銀皿に乗った「ムルギーランチ」と呼ばれるもので、カレーだけでなく骨付きの岩手地鶏のもも肉も一本が入っていて量的には成人男性でも不足はありません。
「ムルギーランチ」はランチという名前こそ付いているものの、時間帯に関係なく食べることができます。ディナーでタンドリーチキンやチキンマサラなどを注文したうえで「ムルギーランチ」も賞味することをおすすめします。
「ムルギーランチ」がテーブルに運ばれると、速やかに店員が鶏もも肉の骨を取除いてくれます。銀皿に乗った鶏肉・温野菜・サフランライスをカレーとよくかき混ぜると美味しく食べられるでしょう。辛さもマイルドで子どもでも食べられます。
どうしても辛いのが苦手な客は、ドライカレーを注文すれば辛さを調節できます。ラッシーやインド紅茶はありますが、インド料理に定番とされるナンは提供されず国産米のサフランライスだけとなります。
参考資料→日帰りバスツアー名古屋発